芸術の秋なので、「堤剛＆仲道郁代デュオ・リサイタル」に行ってきました。ベートーベンから2曲、ショスタコービッチ、シューマンから各1曲でチェロの深く静謐な音色を堪能しました。堤剛さんの年齢を調べさせてもらうと今年75歳とか。それにしては右足を観客側にずーと伸ばして体を傾けたり、抱きかかえて上に向かって瞑想したり、左右に揺らしたり、股を広げたり狭くしたり自由奔放な弾き方でした。帰宅して自分のチェロに『あんな良い音出せる？』と聞いたら『楽器以前に弾き手の問題でしょう』と言われてるような気がしました、反省。堤さんの年齢を考えるともうしばらくはチェロを楽しめるかな。